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当寺の正面右手には寺号を刻んだ大きな石柱があり、その上方を見ると、「天智天皇勅願所」「日本三薬師の一」の文字が目に入ります。天智天皇の7(668)年に創建され、今日まで1300有余年の歴史を誇る屈指の古刹でございます。伝教大師こと「最澄」が開宗した、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の教義に準じ、近隣地区総意の祈願寺として維持・管理されているお寺です。
石柱を通り越したところで、小規模ながら寛文6(1666)年造立の仁王門と、同時期に門内に安置された仁王尊像がお出迎えいたします。江戸初期の伝統的な技法を用いた正統的な門であり、建築的な質も高く知多市の指定文化財に登録されています。仁王門をくぐると、正面に本堂が見え、同時に参道の両脇にそびえる巨木がみなさんを圧倒することでしょう。樹齢数百年の楠4本に覆われた奥深い参道に沿って、本堂、地蔵堂、庚申堂、十王堂、鐘楼などが建ち、江戸後期の景観がよく保たれていると識者からの評価をいただいています。
何はともあれ、ぜひ一度お運びくださいますよう、心よりお待ち申し上げています。
合 掌
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